高校生になってしまったおっさんの話 映画「17アゲイン」の感想
#17アゲイン 総評4.5/5.0
今回、感想を書くのは若返りコメディの傑作17アゲインです。2021年に日本でも舞台化したらしいですね。
・作品紹介 17アゲイン
監督 バー・スティアーズ
脚本 ジェイソン・フィラルデイ
制作 アダム・シャンクソン ジェニファー・ギブゴット
制作総指揮 ドビー・エメリッヒ マーク・カウフマン キース・ゴールドバーグ ジェイソン・バレット
・あらすじ
17歳のマイク・オドネル(演ザック・エフロン)は高校バスケのスター選手だったが、恋人のスカーレット(レスリー・マン)が妊娠していた事を知り彼女を優先するためスターへの道を自ら絶ってしまう。月日は流れ、30代になったマイク・オドネル(マシュー・ペリー)は妻とは別居、子供たちには無視されている冴えないおっさんになってしまった。あの時の選択は正しかったのかと考えるようになったマイクだったが、ひょんなことから体だけが17歳に戻ってしまう。もう一度高校生をやり直し、より良い人生を手に入れることは出来るのか?
・感想
面白かったですねぇ、あまり名作とかっていうタイプの映画ではないと思うんですが、観て良かったって思える映画は好きです。設定自体は良くある感じだと思うんですが、おっさんと美青年のギャップが面白いですね。
青年になったマイクは自分の子供たちが通う学校に通うことになるのですが、大人の時には知らなかったさまざまな問題が子供たちと同じ年齢になることによって徐々に分かってきます。それを不器用ながら、自分なりのアプローチで解決していくのが良かったですね。
(この先ネタバレあり)
最終的にマイクは、過去の自分と全く同じ状況に立たされ、恋人(今は妻)を選ぶかバスケのスターを選ぶか選択することになります。彼の選んだ結果は恋人、つまり前と同じ選択をしたのです。自分のした選択は間違って無かった、子供たちと同じ視点になり、妻とも若い姿のまま交流した事でそう思い直したのです。このラストは痺れましたねぇ、後悔先に立たずと言いますが自分のした選択には後悔はないと思える人生を歩んでいこうと考えさせられました。
・総評 4.5/5.0
主人公の友達がオタクの金持ちという設定のおかげで、色々な映画やアニメのアイテムがあって小ネタとして探してみると面白いかもしれません。ただ、若返りの設定が雑だったり妻が最後まで気づかないのも少しだけ違和感があったので4.5点とします。結構笑える場面が多いので、面白くて感動するコメディ映画を観たいという人におすすめです。
マイク役の人、どっちもカッコいいです。
次は傑作SFアクションの感想を書きたいと思います。