暗すぎるヒーロー映画 「ザ・バットマン」の感想
#ザ・バットマン 総評4.0/5.0
今回、記事として感想を書くのは現在絶賛公開中のヒーロー映画ザ・バットマンです。この映画、私は公開初日に観に行ったんですが感想ブログとしては完全に出遅れてしまいました。
・作品紹介 ザ・バットマン
監督 マット・リーヴス
脚本 マット・リーヴス ピーター・クレイグ
制作 マット・リーヴス
出演者 ロバート・パティンソン ゾーイ・クラディッツ ポール・ダノ など
出典:Wikipedia
・あらすじ
バットマンになってから2年目のブルース・ウェイン(ロバート・パティンソン)はゴッサムシティの夜を守り続けてきた。そんな時リドラー(ポール・ダノ)と名乗る猟奇殺人犯が現れ、殺人を繰り返していく。リドラーはマスクの下の嘘を暴くと言うが、その嘘とは?
・感想
私、バットマン自体はクリストファー・ノーラン監督のダークナイト・トリロジーを観た程度のにわかファンなんですが、それでも楽しめる傑作だったと思います。具体的に何が良かったかと言うと、映画全体の暗い雰囲気です。
この映画、観ればわかるんですけど非常に暗いんですよ、画面、ストーリー、音楽全てが。映画の9割くらいが夜か雨の日何ですが、それがリドラーの犯行と合わさって不気味な雰囲気を醸し出していたと思います。
個人的に好きな部分は音響です。バットマンが殴る音とか、ドゴッ!ドゴッ!みたいな音であまりの重低音に思わず笑ってしまいました。
あとバットモービルのターボの音ですね。ドギュイーンみたいな音でそのあとのペンギンとのカーチェイスは心臓バクバクでした。
*この先ネタバレあり
ストーリーの終盤、リドラーは捕まりアーカム病院に送られてバットマンと面会し、バットマンを煽り散らかす場面があります。そこのポール・ダノの演技がほんとに狂気じみてて、人生で1番印象に残るアヴェマリアだったと思います。結局バットマンは後手に回り続け、ゴッサムシティは大規模な浸水してしまいますが、バットマンが人々を光で導き、復讐ではなくヒーローしてゴッサムシティを守ることを決めます。あの場面は、この映画の中でのバットマンの成長が描かれていて次回作への期待が高まりました。日陰者の反逆として頑張ってきたリドラーでしたが病院で新しいお友達と出会って、また頑張ってほしいですね。
・総評
3時間という長尺でしたが、緊迫する展開の連続に飽きずに楽しめたと思います。しかし、キャットウーマンとの関係が少ししか会ってないのにキスするシーンといった違和感を感じる場面があったり、バットマンが後手に回りすぎてるなぁと思ったりしたため4.0/5.0とします。
あとこの映画は単体作品として完成しているためバットマンを全然知らない人でも楽しめると思います。ただ「バットマンビギンズ」を観ておいた方が楽しめるかもしれません。続編もあるという事で次回作に出てくるであろうの彼にも期待です。
世界一具合の悪そうなヒーロー
出典:画像引用 DCフィルムズ
ダークナイトとかも感想書きたいなぁ。
次は名作サスペンスの感想を書きます。